December 2011
17 posts
“少し寒いです。 今日は新しい年なんだと あなたが言いました。 新しい年は、 ときどきくる。寒くなると、くる。 寒いです。 ...”
– 今日は新しい年なんだとあなたが言いました。|いつだって最終回
Dec 30th
“冬の夜にすること。 ハンカチにアイロンをかける。 こたつの上のみかんを眺める。 手の爪をきる。 ラジオの深夜放送を聞く。 ...”
– ゆっくりさよならをとなえる|いつだって最終回
Dec 29th
“今年の春、 私は人生からすっかり見捨てられた気分だった。 必要としていた仕事はお流れになり、 恋人とも別れた。 ...”
– これが私の物語なのだ。そこにはクライマックスもちゃんとある|いつだって最終回
Dec 29th
“(どこで人と別れたろう?) ゆけばゆくほど 一人になる 空のまっただ中を 風船は昇ってゆく。      石垣りん「ぬげた靴」”
– ゆけばゆくほどひとりになる|いつだって最終回
Dec 29th
“わたしたちは 公園まで あるいた。 わたしはときどき 人の横顔をみたが、 人はだまって、まえを わたしのしらないどこかを ...”
– 霧のような風が吹いた日|いつだって最終回
Dec 29th
“重要なのは、 漱石の『明暗』を 「文学的」テクストとして分類することでも、 文学的に価値のあるテクストであるか否かを 決定することでもありません。...”
– ある独特な言葉の配置を開花させること|いつだって最終回
Dec 29th
“きょう、人に会った。 人はすこし、怒っているようだった。 どうしたの、と人にいうと、人は黙って包みを差し出した。 ...”
– ヒトナミに風薫る日のこと|いつだって最終回
Dec 29th
“人と水族館に、いく。 人は、魚よりも、ずっと、水をみている。 こんなにもおびただしい量の、圧倒的な水が 人の眼前にひろがっている。 ...”
– 炭酸の風が波立ち、泡立った日|いつだって最終回
Dec 29th
“あなたがさしだした手を わたしはいつかわすれるんだろうか。 手はいつだって意味が豊饒だ。...”
– 手はいつだって終わることのない小説のようなものだ|いつだって最終回
Dec 29th
“たまらなくなってくると さびしくなってくると さっと てのひらで わたしのまへを切る きられたところから 花がこぼれる       八木重吉「花」”
– てのひらでわたしのまへを切る|いつだって最終回
Dec 29th
“風邪を引いて 寝ていたら 妻が障子をあけて 出ていった そこから冬空が まっ青にみえた      八木重吉「風邪」”
– まっ青にみえた|いつだって最終回
Dec 29th
“人は、 花や植物の名に くわしい。 いきているからね、 名前をおぼえてもしようがないです、 と野道をあるきながら、人が、いう。 ...”
– されどわれらが日々|いつだって最終回
Dec 29th
“人と、レバ刺しを食べに、いく。 人もわたしもレバ刺しが、すきだ。 レバ刺しを食べていると、とわたしがいうと、 人は、ええ、わかります、といった。 ...”
– わたしたちの唇が語りあうとき|いつだって最終回
Dec 29th
“人とスタバに入る。 人に、何が飲みたいですか、と聞くと、 ホットミルクを、と答えた。 ホットミルクをもっていくと、 ...”
– はじめてライオンが埋められた日のことをわたしは思いだす|いつだって最終回
Dec 29th
“名称は何かを切り分ける(分節化する)作用を おこなうものであるために、 わたしは何かと言ったとたん、 その〈わたし〉は、 ...”
– 愛について語るということ|いつだって最終回
Dec 29th
“カフカの帽子 屋根の上に雨が降る 外科手術的に降る カフカの帽子のような アイスクリームを食べる Kafka’s Hat With...”
– リチャード・ブローティガン|☆あなたへの手紙☆
Dec 12th
“たぶん わたしは手紙です わたしには わたしの読めない文字がぎっしりと書いてある 誰かが誰かに送る手紙です   愛していても...”
– マグノリアのプロフィール
Dec 12th